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消防官になるには(試験の流れ)

 

 

消防官になる為には、公務員試験を突破しなければなりません。

 

 

高校卒業があればほとんどの消防本部が受験可能です。

(ただし年度によっては採用がない場合や上級者のみ採用(大学や専門学校卒業のみ)の本部もあります。)

 

 

しかし高校卒業だけではなかなか入れなくなってきています。

公務員対策学校や救急救命士(消防の救急隊)養成校がたくさん出来ているからです。

 

また消防の人気は東日本大震災をきっかけに高まり、たくさんの受験者が狭い枠を競っています。

どの消防本部でも試験倍率10倍~というところが多くなってきました。

 

では消防官採用試験ではどのような事を行うのでしょうか?

下記流れをご覧ください。

 

 

①受けたい市町村に受験申込書を提出(受け付けは受験の約1カ月から2か月前位)

↓ ※ちなみに試験料は無料です

②受験票が届く(申込書受理)

③一次試験(教養試験や体力試験)

④二次試験(体力試験や面接)

⑤三次試験(場合により)

⑥合格(採用試験合格者名簿に記載)

 

という流れになります。

 

しかし狭き門。

 

是非、東京消防庁採用を検索して見て下さい。合格者数が掲載されていますが、試験区分にもよりますが受験者数数千人から最終合格者は100名ほど(Ⅱ類試験)になります。

 

でも人の命を救う大切なかっこいい仕事ですのであきらめないで目指して下さい。

努力した人は必ず報われます。

 

まず合格する為には今から勉強をする事です。

1日・2日徹夜したぐらいで受かる試験ではないと思います。

 

 

 

消防職員採用後(試験合格後)

 

消防職員採用後は下記の流れになります。

 

①市の職員として辞令を交付される

辞令交付式を実施します。大多数は市役所の他の採用職と合同で辞令交付式を行います。

②消防学校入校

消防職員として採用された後は、各県にある消防学校で半年(宮城県1年間)の消防士としての基礎訓練を行います。

なお地域により消防学校は勤務してから入校というところもあるようです。

体力訓練もありますが消防法など座学も多く、通常の学校のように試験の赤点もあります。

精神的、肉体的に消防士としての勉強を全寮制で訓練します。

③希望勤務地域(消防本部)への配属

各消防への配属になります。消防士として配属され最初は消防隊(ポンプ隊)として勤務します。その後、半年以降専門分野(救急隊や救助隊)に配属されます。

※ただし救急救命士を所有している場合や地域により配属される期間は異なります。

④消防職員としてキャリア形成

隊長や中隊長、署長など昇進試験を受けて上にあがっていく、若しくは現場で一生涯を終えるというやり方もあります。

消防により様々ですが関東圏など大きい消防は専属(救急隊としてずっと、救助隊としてずっと)、地方消防は当番制(今日は消防隊、明日は救急隊)というやり方もあります。

 

 

消防職員のメリット(やりがい)

 

 

消防職員としてのやりがいはたくさんありますが私がとてもメリットだなと思う事があります。

 

①休みが多い

24時間勤務というのが一般的ですので交代制で休みが結構あります。ですので子供の授業参観等平日の休みがとれると思います。

しかし災害が発生すると何日間も帰れないという状況も発生します。東日本大震災などでは関東や九州など遠方からも消防職員が駆けつけてくれました。彼らも休みなく働いていたと思います。

 

②やりがいが多い

やはり人の命を救う仕事ですからやりがいはどの仕事よりも大きいと思います。

ただし自分の命が危険にさらされる場合があります。一般の人が逃げている場所に向かうのですから。

 

③公務員

公務員という部分は今後の人生設計のしやすさや社会保障等かなりのメリットがあります。

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